首を斬らねば分かるまい【16話】最新話ネタバレ感想｜苦痛無き死刑

こんにちは。2020年2月22日（土）発売のヤングマガジンより、首を斬らねば分かるまい【16話】「苦痛無き死刑」を読みましたのでご紹介します。

15話では、華族の御曹司である幸乃助は、首斬り家の若き当主である女性、沙夜の処刑する姿に心を奪われてしまいます。

沙夜のために何が出来るかを探すために、岩倉使節団と共に幸乃助はアメリカを周ります。テキサスの娼館では、自らの力で立って生きる強い女性との出会いがありました。

➡「ヤングマガジン」の最新版を無料で読む

首を斬らねば分かるまい【16話】最新話ネタバレあらすじ

明治6年2月、岩倉使節団一行は8ヶ月のアメリカ滞在の後、約7ヶ月かけて欧州各国を周っていました。

アメリカでは努力が徒労に終わり、結局交渉決裂になります。

そして英国ではヴィクトリア女王に会うために何ヶ月も待たされ、パリではフランスの財力に圧倒され、と正直使節団一行は意気消沈していました。

条約改正という目的の困難さだけではなく、世界と日本の様々な格差に愕然とする面々でした。

倒幕を成し遂げた大久保でさえ、我々は世界に通じないと思わずこぼしているほどです。

しかしそれでも大久保にはまだ達しなければならない目的がありました。

かつて散り散りになった小国の一つにしか過ぎなかったが、わずか数年で圧倒的国力で世界の列強に肩を並べる大国と化した『ドイツ帝国』にいるある人物に会うことです。

使節団はまず、ドイツの工業都市『エッセン』を視察します。

一同は、巨大な軍事工場に圧倒されます。その巨大な工場の元となった工場は物置のような小さな建物で、見比べると急速にドイツが発展してきたことを窺うことができます。

バラバラだったドイツの国を一つにまとめあげた人物がいたからこその発展でしょう。

徹底的な軍備増強、領土拡張を目指すその名もドイツ帝国宰相『オットー・フォン・ビスマルク』です。

首都『ベルリン』に着き、一行はギロチンの処刑を見ます。ビスマルクの体制下の軍法の厳しさを目の当たりにするのです。

脱走や敵前逃亡にはもれなく死刑という厳しさです。これがドイツ流、というよりもビスマルク流です。

ビスマルクは幸乃助達に対峙し、何の用だと尋ねます。

首を斬らねば分かるまい【16話】感想

『1人の女性のために何が出来るか』ということを原動力に海外へ旅立つ幸乃助の行動力が改めて凄いなぁと思いました。

アメリカやイギリス、フランス各国を巡って次はドイツです。巨大な軍事工場が登場してからどんどんドイツの強さが表現されていて、ギロチンの処刑シーンでは怖ろしく感じてしまいました。

急激に発展するには荒療治出来るトップがいないとダメなのかなと思いながら、いやいやでも強引過ぎるのも…と色々と考えさせられる回でした。

首を斬らねば分かるまい【17話】考察予想

首都ベルリンへ訪れた一行は、ドイツ発展の功労者である『ビスマルク』に会いました。ギロチンで行った処刑を見た後に対峙したビスマルクは、一行にとって鬼か妖かのごとく見えたのではと思います。

それほどまでにビスマルクの威圧感、威厳が飛び抜けている感じです。次回、ビスマルクは彼ら使節団と何を語り、何を示すのか楽しみにしています。

そして、幸乃助はビスマルクの言葉をどのように受け取り、吸収し、今後に活かしていくのか、物語の展開を楽しみにしています。

➡首を斬らねば分かるまい【17話】へ

まとめ

2020年2月22日（土）発売のヤングマガジンより、首を斬らねば分かるまい【16話】「苦痛無き死刑」のネタバレ＆17話の考察予想についてまとめました。

➡「ヤングマガジン」の最新版を無料で読む